
ゴロは前に出て捕りなさい!
みなさんも一度はこうやって教わったと思います。
しかし、プロ野球を観ていると下がって捕球する選手をしばしば見かけます。
内野ゴロをさばくには、○○を意識しなければなりません。
その○○を意識しているからこそ、プロ野球選手は下がって捕球しているのです。
しかし、下がって捕球する方法には、あるデメリットもあるのです。
特に小中学生には、おすすめできません。
ゴロ捕球で大切なものは何なのか?を解説していこうと思います。
なぜ内野ゴロは「前に出ろ!」と言われるの??

- スローイングの距離を短くするため
- 待って捕ると内野安打になってしまうため
- 足を動かさないとエラーしやすいため
ゴロアウトには二つの過程があります。
それは、捕球とスローイングです。
ゴロを待って捕ると、
- 一塁との距離が遠くなる。
- 距離が遠いほどスローイングミスの可能性が高まる。
このリスクがあるからです。
ましてや、身体のできていない、小中学生が待って捕ると、
- スローイングミスの可能性が高い
- 弱い送球になるので内野安打が増える
- 軟式野球ではボールが跳ねるのでアウトにならない
- 故障リスク
このような理由で、少年野球では、
「前に出てとりなさい!」
と口酸っぱく言われるのです。
軟式ボールと身体のできてない小中学生
この二つが大きな理由となっています。
プロ野球選手が下がって捕球する理由

- プロ野球選手はアウトにすればいい
- 基本ができていているから応用ができる
- 一流の身体と技術がある
- 打球速度が速い
大きな理由は、
プロの選手の肩の強さです。
プロの投手のスローイングは、130キロないし140キロ出る選手もいるでしょう。
そのため、ゴロを下がって捕球しても、スローイングでカバーできるのです。
ゴロ捕球で大切なことはバウンドを合わせること

以上の理由からゴロを前に出てとることが大切だとわかりました。
しかし、前に出て捕ることに一つデメリットがあります。
それは、
バウンドが合わないことです。
ゴロ捕球で大切なことは、
イージーバウンドにリズムを合わせることです。
ショートバウンドやボールの落ち際を狙ってとります。
対して、ハーフバウンドが一番難しいバウンドです。
なんでもかんでも前に突っ込むと、、、
ハーフバウンドで捕球しなければならない時があります。
これでは、エラーの確率が高くなってしまいます。
守備の目的は、アウトをとることです。
時には我慢して、待って捕ることも必要なのです。
ゴロ捕球はなぜ前に出るのか?まとめ
ゴロを前に出なさい!といわれる理由
- スローイングの距離を短くするため
- 待って捕ると内野安打になってしまうため
- 足を動かさないとエラーしやすいため
身体がまだできていない、高く弾む軟式ボールを考慮すれば、
妥当な指導方法かもしれません。
しかし、前に出ることでデメリットもあります。
ハーフバウンドで捕球しなければならない時がある
守備はアウトにすることが目的です。
あくまでも、
「アウトにするため前に出る」
という認識が必要です。
時には、
「アウトにするために待って捕る」
という考え方も必要です。
状況に応じて、バウンドを合わせる作業をしましょう。
この記事がゴロ捕球のヒントになれば幸いです。
それでは(@^^)/~~~
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