3年ぶりの有観客での甲子園が始まりました!
久々の有観客ということもあり盛り上がりを見せています。
甲子園を観ていると、、
え!?今の球がストライク!?
と思ったことがある人は多いと思います。
では、高校野球のストライクゾーンが広い理由をあなたは知っていますでしょうか?
ストライクゾーンを広げなくてはならない理由がそこにはあったのです。
なぜ高校野球のストライクゾーンが広いのか?その理由を解説していきます。
↓この記事はこんな人におすすめ↓
- 高校野球のストライクゾーンが広い理由を知りたい人
高校野球の審判にはある命題があった
高校野球の審判には、ある命題があることをご存じでしょうか?
それは、、
2時間で試合を終わらせる
ということです。
なぜ2時間と言うと、、
- 1日に3試合を消化しないとならない
- ナイトゲームは避けなければならない
といった理由です。
実は審判さんたちは、試合が終わった後反省会をしています。
そこで試合時間があまりにも長くなってしまうと、
ミーティングで叱られるのです。
審判さんたちは、試合時間をコントロールしなければならない命題が与えられているのです。
まずは、ここを理解する必要があります。
なぜアウトコースを広くする必要があるのか
高校野球には、試合時間を2時間で終わらせないといけない理由がわかったと思います。
その手段として、
アウトコースを広くする必要があるのです。
試合時間とアウトコース。
どんな相関関係があるのでしょうか??
それを解説していきます。
アウトコースを広くする理由↓
- 高校球児のコントロールはそこまでよくない
- 厳しくしすぎるとボール先行になる
- 打高投低の高校野球では投手が不利
- ストライク先行にすれば、打者は若いカウントから振ってくる
- ゲームがスピーディーになる
理由1 ストライク先行にさせるため
アウトコースを広くすると、、
- ストライク先行のピッチングになる
- 打者は振っていかないと、追い込まれてしまう。
- 早打ちするようになる
といった好循環となります。
ボール先行の投手だと、
球数が増え、バッターは待球し、エラーも増えていきます。
↓四球とエラーの相関関係は過去記事で解説してます↓
つまり、ボール先行だと試合時間が延びてしまうのです。
それゆえ、アウトコースを広くし、試合時間短縮をしたい意図があるのです。
理由2 高校野球は打者有利
二つ目の理由は高校野球は打者が有利です。
- ミートポイントが広い金属バット
- マシンや筋トレなど速球対策が豊富
という風に、打者が有利な環境となっています。
投手の球速も上がってきていますが、それは一部のトッププレイヤーのみです。
ほとんどの投手は、130キロのストレートとスライダーの出し入れで勝負しなくてはなりません。
それゆえ、アウトコースを広くし、ゲームバランスを整えているのです。
高校野球のアウトコースが広い理由まとめ
- 試合時間を2時間で終わらせなければならないため
- 高校野球は打者が有利なためゲームバランスを調整している
といった意図があったのです。
高校野球を観る際には、この観点を意識しましょう。
この知識があれば、周りと差がつきます。
審判さんたちは、ただジャッジをするだけではなく、試合をコントロールする仕事も任されているのです。
昨今AI審判の導入の是非が話題となっています。
ジャッジを正しくする意味では、賛成です。
しかし、審判は人間です。
人間には感情があります。
構えたところにビタッとボールが来たら、ストライクコールをしたくなります。
1塁にヘッドスライディングさらたら、セーフと言いたくなります。
「感情と理性」
この葛藤があるからこそ、野球というドラマが生まれてきたのかもしれません。
AIには、AIの良さもある。
人間には、人間の良さがある。
だからこそ、難しい議論なのかもしれませんね。
この記事が、高校野球のアウトコースが広い理由の理解につながれば幸いです。
それでは(@^^)/~~~
コメント