【読んでみた】「2040年の未来予想」感想

読書

中田敦彦のyoutube大学でも紹介された「2040年の未来予測図」

ビジネス書籍のコーナーでもよく見かけますよね。

話題になっているけど実際はどうなの?

書籍って1,500円くらいしますし、人によっては高いと思ったり、価値を感じない人もいるでしょう。

しかし、この本は、20年後も日本に住む予定がある人には、必読書です。

こんな人におすすめ

  • 終身雇用にしがみついていれば大丈夫だと思っている人
  • 貯金だけしてればいいと思っている人
  • 年金の崩壊、終身雇用の崩壊に危機を感じている人
  • 少子高齢化により、生活がどう変わるか知りたい人
  • なんとなく日本の将来のやばさを知っているが、より詳しく知りたい人
  • NISAや副業をやりたいが、先延ばしにしている人
  • 今の生活を変えたい人

私自身、この本を読んだ後、、

副業や投資に挑戦してよかったと再確認できました。

経済の後退は、少なからず我々の生活に影響してくるからです。

将来を知ることで、おのずと現在の行動が変わってきます。

この本の構成は、

  1. テクノロジー分野(5G,6G、医療とAI、自動運転、個人情報管理)
  2. 日本の経済(年金、税金、医療)
  3. 未来の衣食住(魚がなくなる?、遺伝子編集した肉魚、シェアリング、学歴)
  4. 天災(温暖化、水害、南海トラフ、水が原因で戦争がおこる?)

といったおおまか4つの分野から日本の未来を予測しています。

明るい話題は、最初のテクノロジー分野のみです。。。

後半は、読んでいて悲惨な気持ちになりました(笑)

今回は個人的に衝撃を受けた日本の経済に焦点を当てて紹介していきます!!!

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この本を読む前提として、おさえておきたいことがあります。

それは、

「未来のことなんて誰にもわからない」

ということです。

現在のパンデミックはもちろん、スマートフォンの普及etc

こんな未来誰が想像できたでしょうか??

この本に書いてあることが起きるとは限りません。

日本の将来は暗いという見解が多い昨今ですが、テクノロジーの発達により、再び経済大国に返り咲くかもしれません。

さらに暗い見通しになるかもしれません。

それを前提に読んでもらえたらと思います。

しかし、一つ言えることは、

人口変動は確実性がある

ということです。

日本の出生数は100万人もいません。

日本の出生率は1.4程度です。

つまり令和に生まれた赤ん坊が、全員結婚しこどもを持ったとすると、、

100万人×1.4=140万人の子どもが生まれる。

というように計算がしやすいのです。

このように、人口変動は信ぴょう性が高く、信頼できるデータとなります。

この人口データをもとに、この本は展開されています。

少子高齢化の実態

  • 1950年→高齢者1人を12人で支える。
  • 2040年→高齢者1人を1.5人で支える。

1950年代は神輿型で高齢者を支えていましたが、

2040年には肩車型で高齢者を支える未来になります。

このデータはよく耳にするデータでしょう。

前提として日本の年金制度は、賦課方式を採用しています。

賦課方式とは??

高齢者の社会保険や年金は、働いている現役世代から徴収する制度。

インフレに強い。人口変動に弱い。

高齢者を支える若者が減るということは、、

一人当たりの負担を大きくするしかない!

ということになります。

事実すでに恐ろしいデータがあります。

10年前に比べて、社会保険料の負担率は26%増えているが、

賃金は3%しか伸びていない

我々の収入の伸びはほとんどないが、その数倍税負担が重くなっている。

日本人の手取り収入が激減しているのはこういった事情があったんですね。。

少子高齢化は、子供が減って老人が増えるだけではありません。

こうして我々の生活に影響を及ぼしているのです。

年金問題

何年か前に老後2000万円問題が大炎上しましたね。

税金を納めているのにふざけるな!!

と言いたい気持ちはわかります。

しかし、まずはこの問題について知ることから始めましょう!!

老後2000万円問題とは??

高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上)の家計の平均的な数字から算出。

年金収入が21万円、支出が26万円。

毎月赤字が5万円ほどで、20年で1300万円、30年で2000万円。

65歳以上で、無職、年金収入だけでは2000万円ほど足らないよ。という意味。

逆に言い換えるなら、

  • 生活費を抑える
  • 65歳以上も働く
  • 年金の受給を繰り下げる(後述)

のように21万円で暮らす努力をすれば、2000万円問題は解決に近づくとも考えられます。

しかし、、

老後生活の資金源にしたい年金がもらえなくなるから、怒っているんだ!!!

という声も聞こえてきます。

しかしそれは誇張表現だと思いました。

正しくは、

×年金がもらえない

〇もらえる額は今よりも少ない。

ということです。

順当に65歳や60歳で年金をもらうなら、確かに損をするでしょう。

しかし裏技もあります。

それが年金の繰り下げ受給制度です。

年金の繰り下げ受給とは??

年金の受給は従来であれば65歳からである。

しかしそれを最大70歳まで繰り下げることができる。

(1か月あたり0.7%アップ)

70歳まで繰り下げると、、

12か月×0.7×5年=42%

繰り上げ需給開始時(60歳)の142%の水準となる。

つまり年金の繰り下げを70歳まで遅らせれば

→70歳まで働いて、年金受給額を繰り下げすれば、

今と同じ額もらえます

今後は70歳まで働くことが求められます。。。

終身雇用の崩壊

日本が誇るトヨタ自動車の社長がこう言いました。

「終身雇用を守っていくのは難しい。」

唯一世界で戦えるトヨタ自動車がこの発言をしてしまったら、日本の企業すべてが終身雇用はできないといっているようなものですよね。。

事実、退職金は減っています。

1997年→3023万円

2017年→1997万円。このペースでいくと、、、

2040年では1000万円を割り込むかも。。。

恐ろしいデータですよね。

老後2000万を退職金でまかなおうとしていた人は驚愕ですね。。

ではなぜこの終身雇用を維持維持できなくなるのでしょうか??

終身雇用制度の歴史や意図を振り返ってみましょう!!

退職金制度、終身雇用の歴史と意図

始まりは、1917年に制定された三菱の「使用人退職手当内規」。

右肩上がりの経済、製造業の得意な日本、人口増、という環境。若者を囲みこむ制度として相性がよかった。退職金は勤続年数によって比例する。

そのため若者は、「今更辞めたら損」という考えのもと一つの会社に勤めあげた。

つまり会社の狙いは、、

会社
会社

「今は高い給料は払えませんが、長く働ければ、お金がたくさんもらえますよ」

賃金を先送りをし、労働力を長期で確保したい会社側の策略。

在職中の低賃金を退職時に補完するため制度。

経済成長、製造業、人口増の昭和時代には、非常に相性のよい制度だったのです。

このおかげで日本は世界で2番目の経済大国になりました。

その当時は、正解ともいえる制度だったと思います。

しかし、今は令和時代です。あの時と経済も、人口も、トレンドも違います。

今の日本は、、

  • 製造業から非製造業へ
  • 人口減少
  • 経済成長の停滞

時代のルールや前提条件が変わっています。

それに気が付いているトヨタ自動車の社長は

ゆえに終身雇用ができない。

と述べたのでしょう。

貯金は無駄

バブルを経験した親世代では、

貯金をしなさい!!

と口酸っぱく言うでしょう。

それはなぜでしょうか???

それは、定期預金の金利がヒントとなります。

  • 1961年~1990年初頭、定期預金の金利は5%ほど。
  • 1970年代には7%ほど。
  • 現在0.01%

銀行に預けているだけで、お金が増える。

しかも、金額は変動せずに!!

銀行に預けているだけで、

現代で言う、S&P500 やオールカントリーといった有名な投資信託と同じ年利リターンを出してくれるのです。

株式は、暴落の影響をで金額が大きく変動します。

定期預金は、金額が変動しません。

これだけ安全を担保してくれて、これだけのリターンを生んでくれる。

そりゃ貯金を進めますよね。

しかし現在の金利は、0.01%です。

100万円預けても100円しか増えない。

それゆえこの本の筆者は貯金は無駄と述べています。

そのためこの本でもインデックス投資を進めています。

年率3%で月40000円ずつ積立投資すれば、30年で2100万円を超える。

老後2000万円問題も解決できる。

インデックス投資がいかにも優れているかわかりますよね。

まとめ

この本を読んで思ったことは、、

現状を知ることで、危機に備えられることです。

昔と比べて、不利と思うことはたくさんあると思います。

  • 終身雇用の崩壊
  • 上がらない賃金
  • 増える社会保険料
  • 見込めない経済成長

確かに、不満や不平を言いたくなります。

しかし、愚痴をこぼすだけではなにも変わりません。

かといって、一般市民一人が政治活動をしてもこの現状は変わらないでしょう。

結びの部分で作者もこういっています。

困難に直面する避けられない未来が待っているだろう。それではあなたはどうすればよいか?ひとつアドバイスをしよう。それは国を忘れることだ。間違っても「あなたの力で国を変えよう」などと思ってはいけない。(中略)世界中を恐怖に陥れた新型コロナウイルスですら、日本という国を大きく変えることにつながっていない。政治家や官僚ですら国を変えられないのだから、たぶんもう変わらない。今、これを読んでいるあなたは、国を忘れて、これからの時代どうやって生き残るかをまず考えるべきだ。

2040年の未来予測図 成毛眞 より引用

要は自分の出来る範囲で、対策をしていこうというメッセージだと思います。

昔と比べてできることも増えました。

  • 誰もが証券口座を持ち気軽に投資できる
  • 積立NISAやiDecoの優遇制度
  • ふるさと納税
  • YouTubeやTikTokなどで有益情報を無料でみれる
  • SNSで誰もが発信できる
  • だれでも副業に挑戦できる環境

将来を分析し、自分の出来る範囲で行動していく。

これが変化が目まぐるしく昨今生きていく術なのではないかと思いました。

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いかがだったでしょうか??

この記事が「2040年の未来予測」の購入の際に参考になれば幸いです。

それでは(@^^)/~~~

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