親しい人とは話せるのに、
職場や初対面の場での雑談が苦手なんだよな。。。
という人は多くいらっしゃると思います。

私ってもしかして、コミュ障?アスペ?なのかも、、
と落ち込むかもしれません。
雑談が苦手なのは、、、
人間の本質を正しく理解していないからです。
そんな人におすすめなのが、
「雑談の一流、二流、三流」です!
この本はこんな人におすすめです。
- 会社の飲み会で何を話せばいいかわからない人
- 苦手な上司とうまく話せない
- そもそも雑談が苦手な人
- 人間の本質を理解したい人
どちらかというと、プライベート向けの話し方に書かれています。
会社や組織にこんな人が1人はいると思います。
「あいつ仕事はできないんんだけど、上司から可愛がられるんだよなあ。」
「あいつは仕事でミスしても、みんながカバーしてくれるんだよなあ。」
そう彼は、仕事はできなくても、人間関係がうまくいく話し方を知っているからです。
会社である以上、仕事ができる人が正義です。
ただ、仕事ができても、人間関係をうまく築けないと、居心地が悪くなります。
仕事もでき、人間関係がうまく築くことができれば、最高な職場となるでしょう。
この本は、ビジネス的な話し方というより、
人間関係の基本となる話し方を学べるな。という感じでした。
しかし、人間関係の基本の話し方を学べば、ビジネストークにも行かせるな!
といった内容でした。
といった構成でページ数は200頁ほどです。
各セクションごとの最後に、一言でポイントをまとめているので非常に読みやすいです。

2~3週間で読める内容です。(毎日10p読めば約20日で完読です。)
最初の一言は何を話す??
人間は自分のことに一番興味がある
これはある本でも言っていたことですよね。
例えば、修学旅行の集合写真。
いちばん最初に、誰の顔を見つけますか???
親友、気になるあの子、先生、、、、ではなく
自分の顔を探すでしょう。
つまり、人間は自分のことに一番興味があるということです。
これを雑談で生かすと、、、
というように雑談の一流は、相手に主語を置くのです。
言い換えれば、相手に矢印を向けて、相手が話しやすいテーマを設定するのです。
朝最初に会ったら話す?
キーポイントは、
挨拶+2ワードです。
例えば、、、
というように、相手がしゃべりやすいように、餌をまくイメージでしょうか?
会話の先手をとり、相手に話してもらうきっかけをこちらが用意する感じです。
雑談の一流のは、話の先手をとるのが上手です。
ここでいう先手とは、相手に話しやすい空気をつくることと言えるでしょう。
話の広げ方
雑談上手とは?
雑談上手とは、ずばり、、、
話させ上手
です。
聞き上手でも話し上手でもありません。
人間は、聞いている時間よりも、話している時間の方があっという間に過ぎるのです。
いかに相手が話したくなるような雰囲気をつくるかが重要となります。
では、どうやって話させるのか?
それは接続詞を使うことです。
- 「ということは」
- 「ちなみに」
- 「そうすると」
接続詞を使って、会話を引き出していきましょう。
話が広がる質問の仕方とは?
会話において、質問は重要です。
しかし、面接官のように一問一答で質問んしてしまった経験はないでしょうか?
質問をするときに、意識したいポイントがあります。それは、、
人間の脳は考えると強烈にエネルギーを消費してしまう。
ことです。
つまり、相手に考えさせる、負担を与える質問はNGということです。
抽象的な質問ではなく、具体的な質問をしましょう!!
理想は、考えなくても即答できるレベルの質問をすることです。
会話が止まったときはどうすればいいの?
沈黙になりそうなとき、一流は、、、
「踏襲話法」
を使っています。
踏襲話法とは、話が止まったら、無理に新しい話題を見つけるのではなく、前の話から自然とつなげることです。
ここでは、仕事で忙しい話→仕事の(職場)の状況。
といった大雑把に話の観点をスライドさせています。
多少、合理性がないかもしれません。
しかし、雑談の場合には、話の内容に合理性があるとことよりも、話しやすい空気を作っていくか、心地よい空間をつくることが大切です。
飲み会での立ち回り
あなたは飲み会の時、どんなことを意識しているでしょうか?
飲み会には様々な役割があります。
とにかく話す人、聞き役に徹する人、場を回す人、、、、
雑談の一流は、、
「場の空気」によって役割を変えているのです。
飲み会には以下の役割があります。
1.まわす人
全体を意識し、話を振ったり、質問したり、飲み物を頼んだり、その場を快適に過ごせるようにリードしていく人。MC的な役割。
2.話す人
その場をリードしていく人。自分から話題を提供し、トークを引っ張ていく人。
3.聞く人
反応よく、リアクションを交えて話を聞く人。
イメージとしては、アメトーーク!やロンドンハーツなどのバラエティ番組をイメージするとよいでしょう。(芸人さんの役割を意識して番組を見るといい勉強になります。)
雑談の一流は、事前に今日は誰がどんな役割をするのか?あらかじめ想定し、自分はどの役割をすべきか理解して、飲み会に来るのです。
メンバーを見て、進行役がいなければまわす人になり、話す人がたくさんいれば、聞く人に徹します。
状況を見極めて、役割を徹することで、飲み会に居てほしい存在になるのです。
好印象の話し方
話すときの姿勢&リアクション
雑談の一流は、、、
- うなずき+感嘆詞
- お腹をみせてあげる
を意識しています。
特に感嘆詞にこそ感情が乗ってくるのです。
これは、どこかで聞いたことある話ですね。。。
そう!この本でも書いてあったことです!!
それだけ感嘆詞は重要ということです。
さらに、お腹を見せてあげることも重要です。
お腹には、腸や肝臓など重要な臓器が詰まっています。
さらに「腹を割って話す」というようにお腹には、
こちらから、受け入れのニュアンスを含むのです。
デスクワークをしていている上司がいて、話しかけるとき、、
お腹をパソコンに向けたまま話す上司もいます。
そのとき
「なんか不機嫌そうで怖いな」
と思ったことがある人は結構いるのではないでしょうか?
お腹は、相手を受け入れてやるという意味があるので、会話するときは、お腹を相手に見せてあげましょう!!!
自己開示はこうやれ
「自己開示の法則」というものがあります。
自分のことをありのままにさらけ出すと、警戒心が解け、自分のことを信頼してもらいやすくなります。
ただ、自己開示しすぎると、おしゃべりクソ野郎になりますし、まったくしないと、話しにくい人になってしまいます。
雑談の一流は、、
自ら自己開示を1つしたら、相手に1つ自己開示をしてもらいます。
自分の手札を1枚ずつ見せていくイメージでしょうか?
相手の様子を観察し、踏み込んでほしくない内容なのか、話したそうなことなのかを、会話の中で見極めていくのです。
相手の距離感を察しながら、少しずつ自己開示していきましょう!!
年配との話し方
皆さんの周りに、なぜか可愛がられる人、何をしても許されるキャラの人がいると思います。
ではなぜ彼らは年配の方に、可愛がられるのでしょうか??
彼らのは無意識に以下のことができています。
- あえて隙を見せている
- 教えを乞うようにしている
ちゃんと仕事をこなすが、どこか抜けているうっかりな人。
例えば、出川哲朗さんや上島竜兵さん。
彼らがいると、スベっても変な空気になっても、すべて引き受けて、笑いに代えてくれます。
彼らには、隙があり、なぜか助けたくなる、絡みたくなるのです。
人間には、目上の人が目下の人を指導したいという本能があります。
これは、江戸時代の寺子屋以来、人間のDNAに刻まれているのです。
学校や、習い事、スポーツ、趣味すべてにおいて、指導する人と教わる人で成り立っています。
「何かを後世に継承したい残したい」
特に年上の人には、この本能があるのです。
それゆえ、教えを乞う人は可愛がられるのです。
結局人間ギャップが好き
「ギャップ萌え」
特に異姓との間でよく聞くのではないでしょうか?
「強面の人が、動物や子供にはめちゃくちゃ優しい」
とかいうあれです。
変化やギャップがあると、相手に印象づけることができます。
映画や漫画を思い出してみてください。
だいたいの主人公は、
失敗、挫折→成功
という構成で成り立っています。
人間は変化に反応するようにできているのです。
雑談の一流は、普段どう見られているかを考え、ギャップをつくり相手を惹きつけるのです。
別れ際は超大事
雑談の一流はどんなひとことでお別れをするのでしょうか???
それは、
具体的に話すことです。
前者が抽象、後者が具体です。
後者の方が、相手に対し、
「そんなところまで話を聞いてくれたんだ。」
「自分のことをそこまで見てくれたんだ。」という気持ちになり、
相手の承認欲求を満たしてあげることができます。
イメージとしては、会話のハイライトを最後にぼそっと話す感じでしょうか??
その最後の一言で、もう一度会いたい!!と思われる人になるのです。
さらにダメ押しで、
相手の脳に空白をつくってあげるといいでしょう。
イメージとしては、ドラマの次回予告や、CM前の煽りです。
という宣伝とモザイクがあると、チャンネルはそのままにするでしょう。
人間の本質として、、
- 最後に得た情報に影響を受けやすい
- 最後に与えるインパクトが次の展開に大きく影響する
- 人間は、脳の空白を嫌う
という特徴があります。
別れ際に、、
など、相手の脳に余白をつくってあげれば、
「その話を聞きたい!!」
と思わせることができ、もう一度会えるチャンスをゲットできるのです。
感想&まとめ
「雑談の一流、二流、三流」は主に、日常生活に役立つコミュニケーション本でした。
話し方の本は他にも読んできましたが、共通点は、、、
- 人は自分のことが一番好き
- 人は自分のことをわかってもらいたい
- 人は自分のことを話したい
ということです。
つまり、相手に気持ちよくしゃべってもらうにはどうすればよいか?
ということを考えてあげれば、おのづと答えが出てくると思いました。
相手はどんなことを話したいのだろう。
どんな感情を共有したいのだろう。
といった相手の本質を引き出してあげることが雑談において大切なのだと思いました。
イメージとしては、野球のキャッチャーでしょうか???
投手のいいところを引き出すには、どうしたらよいか?
このことを考えて、コミュニケーションをとっていけば、良好な人間関係を築けるのではないでしょうか???
雑談が苦手。コミュニケーション能力をあげたい。そんな人におすすめな一冊です。
この記事が「雑談の一流、二流、三流」の購入に役立てば幸いです。
それでは(@^^)/~~~
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