【読んでみた】副業の思考法 レビュー

読書

こんな人におすすめ

  • おすすめの副業を知りたい人
  • 副業を始めたいが時間がない人
  • 副業をやらなければならない理由を知りたい人

どちらかというと、副業をこれから始める人、初めて数か月の人に向けた本だなーと感じました。

構成は以下のようになっています。

  1. いますぐ副業をすべき2つの理由
  2. 上手くいく「副業の選び方」3ステップ
  3. これからの時代に「オススメの副業9選」
  4. 副業で成果を出す3ステップと3つの心構え
  5. 本業と副業のシナジーを生む戦略
  6. 副業とSNSのシナジーを生む戦略
  7. 副業に関してよくある質問10

この本は副業界隈で有名な國富竜也さんの著書です。

國富竜也さんとは??

新卒で三井住友銀行を入社。銀行員時代から副業としてのブログを始める。その後、Webマーケティング会社へ転職し編集長を務める。「副業コンパス」というサイトを運営し、わずか2年半で副業月収8桁を超える。日本最大級のASPの「A8.net」などで新人賞を受賞。ブログは月15万人、Twitterのフォロワーは8万人を超える。

著者の経験から、

  • 副業をやらなければいけない理由
  • おすすめの副業(成功者にインタビューをしながら)
  • 副業をする上での時間管理
  • 本業×副業こそがキャリアアップ
  • 本業×SNSを生かせ

といった著者の現在まで至るプロセスが紹介されています。

気になった点に焦点を当てて紹介していきます!!!

副業をしなければならない理由

  • 人生100年時代では1億円以上必要だから
  • 収入が減り、支出が増える時代となるから

これは、どこかでも聞いた話ですね。。。

この記事でもこれからの日本について解説しています。

やはり、これからの日本は、経済的に厳しい状況にあるということですね。

老後2000万円問題は聞いたことあるけど、1億円は知らないぞ!!

ではなぜ1億円必要なのでしょうか??

生命保険文化センターの調査によると、、、

日常生活に必要な生活費は22.1万円だそうです。

しかしこれは、最低限の生活費とのこと。

ゆとりある生活を送るにはさらに、14万円の上乗せが必要どのこと。

つまりゆとりある生活を送るには、36.1万円が必要。

夫婦二人がゆとりある生活を続けるには???

約36万円×12か月×24年=約1億300万円

ゆとりある生活をするには、こんなにもお金がかかるんですね。。。。

旅行や、葬儀費、車や家電の買い替え、医療費、介護費、孫への教育資金、、、、

老後もお金がかかりますね。。。

じゃあ現役の時にお金を稼げばいいじゃん!!

それはごもっともですが、現在の社会のルールではかなり厳しい状況です。

1990年代の収入と支出のバランス

主な収入

  • 終身雇用制度
  • 退職金3000万円
  • 年金の充実
  • 定期預金の金利7%
  • 会社員の手取り

主な支出

  • 消費税3%
  • 税負担も少ない
  • 平均寿命は短い

このように1990年代は収入>支出となっていました。

それが2020年以降となると、、、

2020年以降の収入と支出のバランス

主な収入

  • 終身雇用の崩壊
  • 年金の減少
  • 定期預金の金利0.01%
  • 会社員の手取りの減少

主な支出

  • 消費税10%
  • 相続税の改正など税負担の増加
  • 医療費、介護費の増加
  • 平均寿命の上昇(人生100年時代)

のように収入<支出となってしまいました。

見てわかるように、時代によって社会のルールが変わっているのです。

社会のルールが変化しているのに、同じような生き方(会社勤めのみ)をしていては、

当然生きていきません。

環境の変化に対応できなければ、自然淘汰されるだけ。

著者はこのようなことを伝えたいのではと思いました。

時代のルールが変化しているのだから、働き方も変えなければならない。

ゆえに副業が必要なのです。

副業はこれをやれ!!

  • 「ブログ」一定程度頑張れば不労性が高い
  • 「Webライター」書くことが好きなら気軽にできる
  • 「プログラミング」専門性が高く高単価
  • 「Webデザイナー」ニーズと汎用性が高い
  • 「YouTuber」あらゆることを仕事にできる
  • 「動画編集」隙間時間ですぐに始められる
  • 「サムネイル作成」YouTubeでの需要増加
  • 「Webバナー作成」センス必要なし、誰でもできる
  • 「ライブ配信」クリエイティブ力で差をつける

この章では、おすすめ副業の

  • メリット
  • デメリット
  • 1か月の平均収入
  • 初期費用
  • 月5万円までの期間
  • 専門性
  • 換金性不労性

といった観点で紹介されています。

やはり現代は、ネット上でのビジネスが主流であること、動画の需要が高いことがわかります。

本業と副業の両立のための時間管理

本業と副業を両立させるには、、

  • 時間をつくること
  • 時間を買うこと

副業をしたいけど時間がない!!

こういった質問がたくさん来るそうです。

そこで、1日の時間ごとのスケジュールをつくることを勧めていいます。

1日を振り返ると意外と時間ってあるんですよね

  • 電車時間
  • 本業のお昼休憩
  • ゴロゴロ時間
  • 朝早起きして作る時間

通勤、帰宅の電車のなかで、記事の構成を考えてみたり、

朝1時間早く起きて、副業の時間をつくったり、

ダラダラテレビ見る時間をやめて、作業してみたり、

時間はなさそうであって、ありそうでないんですよね。

さらに、副業の時間をつくるには、いまある時間を削ることが大切だと述べています。

  • スマホゲームの時間
  • テレビの時間
  • 不用意な飲み会
  • 休日

我々、つい勘違いしてしまうのは、、

1日の時間は24時間である。

ということを忘れてしまいます。

副業を始めるには、今の1日の過ごし方から、何かを辞めなければならない。

なにかを辞めて時間をつくらなければ、副業を始めることはできません。

何かを得るには、なにかを犠牲にしなければならないのです。

アルミン
アルミン

なにも捨てることができない人に、何かを変えることはできないだろう

時間を買うために筆者は以下のような取り組みをしています。

  • ルンバ、食器洗い乾燥機、乾燥機付き洗濯機などの時短家電
  • Amazonの定期購入
  • ウーバーイーツ
  • 家事代行サービスの利用

これはあくまでも、副業で月に500万円稼ぐ筆者が行っている取り組みです。

確かにこれをやれば、時間が生まれます。

家事代行サービスは月5万円ほどらしいです。

筆者はその浮いた時間で5万円以上を稼げるため、家事代行サービスを利用しているそうです。

しかし、我々庶民は、そこまでしなくてもよいのではないかと思いました。

時間単価や時給が低いうちにこれらすべてをやってしまうと、むしろ赤字です。

自分の時間単価や時給を考えて、これらのサービスを使うべきだと思いました。

自分だったら、時短家電の購入をしたいと思います。

本業と副業は表裏一体

本業と副業を掛け合わせれば、莫大な成果となる。

例えば、、、

  • 本業のwebマーケティング会社に勤務してサイト運営の知見を生かし、副業のブログで得た知見を本業に活かして成果を出している人。
  • 本業のwebデザイナーとして得た知見を副業に活かし、副業のwebデザインで得た知見を本業に活かして成果を出している人。
  • 本業のジム勤務で得た知見を活かして個人でパーソナルジムを運営したり、YouTubeで筋トレの情報発信をして、その知見を本業に活かして成果を出している人

ということです。

著者は、副業で成果が出始めたら、副業と本業を同じ業種にすることをおすすめしています。

同ジャンルの業種にすれば、、

  • 本業で学んだことが副業に生きる
  • 本業がインプットになり、帰宅後即アウトプットできる
  • 本業で得た知見や人脈を副業で生かせる
  • 副業で得た知見を本業に活かせる

などなど時間の節約にもなるし、本業のキャリアアップにもつながるのです。

副業においてSNSはマスト

SNSは

「自分の代わりに働いてくれる営業マンを増やせる」

と述べています。

確かにその通りですよね。

現在、SNSのフォロワーが一種のステータスですし、

会社の採用においても、フォロワーの数が判断の要素にもなりつつあります。

著者曰くSNSを始めるとこんな好循環にもなると述べています。

  1. 自己ブランディングができる
  2. そのブランディングに沿った仕事がくる
  3. その領域で知識、経験が積み上がりさらなる自己ブランディングにつながる

SNSで情報発信を行えば、

「自分がどんな領域に詳しい人なのか?」

不特定多数にアピールできます。

それを通して、新たな仕事がくるようになるんですね。

筆者もブログを始めた当初、まったくPV数は増えませんでした。

しかしTwitterを始め、ブログと連動させたら、少しづつPV数が増えました。

SNSはいわば、営業してくれる社員ということなんですね。

感想&まとめ

  • 時代のルールが変わっているため副業(複業)が必須である。
  • ネットや動画など低資本のものから始めよ
  • 時間は無理してでもつくる
  • 本業と副業を掛け合わせれば、急激に伸びる
  • 副業とSNSはマストな時代

副業本では、、

  • 取り組むべき副業
  • 時間をつくりだす術(時短家電ど)
  • 副業をしなければならない理由

これらがメインで紹介されます。

しかもこの辺は、どうしても似たり寄ったりな内容になってしまいます。

つまり、これらは信ぴょう性が高いとも言えます。

副業の方法が固定化されてきているのでしょう。

しかし、この本では、「副業」ではなく「複業」として仕事に取り組むことの重要性を述べています。

これからは、複数の本業(仕事)をしなければならない時代。

副業も本業と思って熱量をかけて取り組まないとうまくいかない。

という筆者のメッセージが隠されているような気がしました。

私自身、ブログやSNSを始めましたが、

あくまでも「副業」という甘い考えでやっていました。

当然まだ、成果も出ていません。

副業も一つの本業である。

という熱量で取り組まなければ、「副業」はうまくいかないということを学べました。

これを機に、気を引き締めて、ブログやSNSに取り組んでいきたいと思います。

この記事が、「副業の思考法」の購入に役立てば幸いです。

それでは(@^^)/~~~

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