なぜ野球はメンタルスポーツと言われるのか?

野球を観戦する

野球はメンタルスポーツだ!

野球経験者ならこの言葉を聞いたことがあると思います。

筆者もこの言葉はよくわかります。

しかし、この理由を明確に答えられる人は、意外にも少ないと思います。

大学まで野球を続けてきた筆者が、この理由を解説してきたいと思います!

野球がメンタルスポーツと言われる理由

・個人で戦わなければいけない場面がある。

・責任の所在がはっきりしている。

野球は団体競技に見えて、個人競技です。(過去記事でもまとめています。)

打席に立てば、自力でなんとかするしかありません。

マウンドに立てば、誰も助けてくれません。

さらに野球の勝敗は、7,8割を投手が握ると言われています。

そのような孤独を打ち破らなければいけません。

また野球は、勝敗の責任の所在がはっきりしています。

投手が打たれたら負け投手と言われます。

重大な場面でエラーをすれば、その人は戦犯扱いされるでしょう。

選手一人一人が、ヒーローになれるし、戦犯にもなる。

それゆえ、タフなメンタルが必要なのです。

これがメンタルスポーツと言われる理由です。

心と体は表裏一体

皆さん、小学校の運動会を思い出してください。

ほとんどの人が緊張すると思います。

この緊張感がスポーツをする上で、キーポイントとなってきます。

よく「リラックスしなさい。」

と指導者から言われますが、皆さんはどの程度リラックスするでしょうか?

試合開始5分前に、寝そべって携帯をいじる選手はいるのでしょうか?

仮に、いたとしてもその選手は試合でベストパフォーマンスはできるのでしょうか?

試合をするときのメンタルと、プライベートの時、仕事の時の緊張度合い、精神状態全く違います。

まず、スポーツをするときは、程よい緊張感闘争心が必要なのです。

この精神状態を作らないと、勝負事には勝てません。

ベストパフォーマンスをするには、日ごろのケア、技術の調整など、身体のコントロールが必要です。

そして身体をコントロールするには、心のコントロールが必要なのです。

ベストパフォーマンスをするには、まず心のコントロールが必要です。

だから、野球はメンタルスポーツだ!といわれるのです。

心技体より技心体

では心のコントロールをするには、どうすればよいのでしょうか?

それは、誰にも負けない技術を身に付けることです。

アスリート界隈では、心技体が大切だと言われています。

しかし、私は、心の前に技術が必要だと考えます。

試合で緊張しないようにするには、

自分がこれまでやってきた練習であり、技術が必要です。

イップスの克服は、技術の習得しかないとも言われています。

つまり、誰にも負けない技術や積み重ねがあるからこそ、自信が生まれます。

技術があるからこそ、自信につながる。

それゆえ心技体より技心体!!

となります。

どんな状況でも発揮できる技術があるこそ、心の余裕につながるのです。

心のコントロールと体のコントロール

ベストパフォーマンスをするには、

心のコントロールと身体のコントロールが必要です。

心のコントロール:戦闘モードにすること。ほどよい緊張感を保つこと。

体のコントロール:日ごろのケア。技術の調整。

皆さん野球をするときは、どのような心理状態でしょうか???

野球はスポーツである以上、明確な勝ち負けがあります。

そういわば、戦い(戦争)なのです。

極端に言えば、生死のかかったバトルに近いでしょう。

戦いの際には、相手に向かっていく強い気持ちが必要です。

では戦う前に、恋人に振られた、大事な人が亡くなってしまった。

という精神状態で試合をしたらどうでしょう。

当然、この精神状態では、ベストパフォーマンスはできませんよね。

これは極端な例ですが、スポーツをする前には、戦闘モードへ心を切り替えていかなければなりません。

アスリートが試合前にルーティーンを行いますが、これは、試合(戦闘)モードへの気持ちをつくっていく作業なのです。

遊んでいるときの精神状態、仕事をしているときの精神状態、試合の時の精神状態は、全く違います。

試合をするときには、戦闘モードの自分を作っていかなければならないのです。

心のコントロールと身体のコントロールのバランスがとれたとき、ベストパフォーマンスへと繋がります。

まとめ

野球がメンタルスポーツと言われる理由。

・個人競技の一面がある。

・責任の所在がはっきりしている。

・心と身体のバランスがあってのベストパフォーマンス

いかがでしょうか。

野球がメンタルスポーツと言われる理由が少しでもわかったなら幸いです。

それでは(@^^)/~~~

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