2年ぶりにオールスターが開催されました!!
やっぱり、各球団のスターが集まって行う試合はワクワクします。
他球団の選手のつながりも見れてファンにはたまらないですよね。
オールスターといえば、力対力の勝負が見どころです。
藤川球児投手が予告ストレートを宣言し、小笠原選手、アレックス・カブレラ選手を三振に打ち取ったシーンはオールスターの名場面ですよね。
それ以来、オールスターは投手はストレートを、打者はフルスイングをするようになりました。
毎年オールスターを見て思うのは、強打者はもちろん、非力とされる選手でも簡単にスタンドまで運んでいきます。
また、引退を決意した選手でも、引退試合では、ホームランを打つのは珍しくありません。
ではなぜ、オールスターや引退試合ではホームランが多いのでしょうか?
その理由をみていきましょう!!!
ホームランが多い理由は、球種がわかっているから
さっそくですが結論です。
球宴、引退試合でホームランが多い理由は、
球種が(ストレートが来ると)わかっているから
です。
オールスターや引退試合では下記の理由でストレートを投げることが多いです。
- 藤川投手の影響
- 自分の変化球を捕手に見せたくない
- 引退選手に花を持たせるため
オールスターや引退試合では、勝敗はそこまで重要ではありません。
ファンや引退選手に向けた、興行としての意味合いが大きいです。
そのため、ストレートを投げる確率が高いのです。
この暗黙の了解は、もちろんバッターもわかっています。
つまり、打者は基本ストレート待ちで対応することができるのです。
バッターもプロですので、球種がわかっていればスタンドに運ぶことも難しくないのです。
スラッガーだけではなく、非力とされる選手や衰えて引退する選手でもホームランを簡単に打ててしまいます。
特に試合前のバッティング練習を見てほしいいのですが、非力とされる選手や、年間2桁ホームランを打てればよいとされる選手も、簡単にスタンドまで運んでいます。
ここに、プロ野球選手のすごさが詰まっていると思います。
野球をやったことがある人ならわかると思いますが、球種がわかって打つマシン打撃と、変化球を交えて打つシートバッティングでは、難易度が全く違います。
かといって、球種がわかっていてもスタンドまで運ぶのはなかなか難しいです。
(予告ストレートで抑えた藤川投手は異次元的ともいえます。)
プロはそんなことをたやすくできてしまうのです。
逆に言うならば、球種とコースは、ピッチングにおいて重要だということです。
この理由がわかると、サイン盗みがどれほどの重罪かわかってきます。
サイン盗みはなぜ悪いのか
先日、近本選手がサイン盗みをしているのではないかと疑惑の声が上がりました。
その是非は今回は割愛しますが、なぜそこまで物議を醸したのでしょうか?
それは、先ほど述べた通り、プロの選手は、
球種やコースがある程度わかっていれば、簡単にはじき返すことができるからです。
アメリカでは、ワールドシリーズを制したアストロズがサイン盗みを行い大騒ぎになりました。
サイン盗みもありダルビッシュ投手は、打たれてしまい大炎上しました。
ダルビッシュ投手クラスのピッチャーでも、球種やコースがバレてしまうと、簡単に打たれてしまうということが、証明されてしまいました。
つまり、サイン盗みは、スポーツマンシップや倫理的問題はもちろんですが、
野球というスポーツの秩序の崩壊につながってしまうのです。
球種やコースがわかってしまえば、打者の打率は3割では収まらないでしょう。
そうなると投手は、なす術がありません。
サイン盗みは、いわばゲームバランスの崩壊を意味します。
ましてやプロ野球選手は仕事ですから、打たれるということは職を失うことにもなります、
投手にとっては死活問題なのです。
それゆえサイン盗みは、タブーとされていいます。
あほのこが思うオールスター
近年は、交流戦が当たり前になり、昔ほどセの選手とパの選手の対戦は珍しくなくなりました。
野村克也さんが選手時代には、唯一、王・長嶋などのセのスター選手と戦える試合がオールスターでした。
そのため、野村克也さんは何苦楚魂で本気で勝負しにいっていたそうです。
近年のオールスターは真剣勝負というよりも、興行としてのニュアンスが強くなってきたと思います。
これは、時代や環境の変化ですので、どちらがいい悪いではありません。
ただあまりにもお粗末なプレーは避けてほしいのが個人の見解です。
(近本選手のサイクルヒットにはやや否定的です。怠慢な中継プレーで三塁打になりました。これでは古田選手がかわいそうです。(松田選手が役者だったので、助かりましたが。))
あくまでもプロのすごさでファンを魅了してほしいです。
ストレートが得意ならストレートで。
変化球が得意なら変化球で。
足が速いなら、走力で。
各々の武器を披露して、ファンを楽しませてほしいです。
それでは(@^^)/~~~
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