野球は団体競技かつ個人競技である

野球を観戦する

野球は一人でもできる。

ある有名選手がそう言っていました。

これはある意味正しいかもしれません。

野球は投手が勝敗の7,8割を握ります。

FAでエースや4番を集まれば、自然と勝敗は上がってきます。

それは、野球が団体競技に見えて、個人競技でもあるからです。

その理由を見ていきましょう!!!

団体競技の一面

野球が団体競技と言われる所以は以下の通りです

・戦術の多さ

・フォーメーションの多さ

・サインプレーの多さ

・ケースバッティング

野球って戦術やサインプレーが本当に多いスポーツなんですよね。

例えば、無死一塁の場面。

攻撃側は、送りバント、セーフティーバント、ヒットエンドラン、ランエンドヒット、盗塁、ディレイ―ドスチール、グリーンライト、etc

思いつくだけでこれだけの作戦があります。

対して守る側は、これに対応したフォーメーションを組まなければなりません。

サード、ファーストはバント警戒。

二遊間は併殺をとるため、ゲッツーシフトをとる。かつ盗塁のベースカバー。

バッテリーは牽制やスチールに備えた配球をしなければなりません。

ただ単純に、打つ、投げる、守るだけではないのです。

相手の作戦を読み、プレーをしなければなりません。

もし9人のうち1人が、違う動きやサインミスをしてしまうと、

プレーが不成立となってしまうのです。

それゆえ、野球は団体競技と言われるのでしょう。

単純に、自分だけが気持ちよく打つ、投げる、守るだけでは野球は成立しないのです。

個人プレーに走ると、野球が成立しなくなってしまいます。

個人競技の一面

確かに、野球は細かいサインプレーやフォーメーションが多く団体競技の要素が強いです。

しかし、野球は個人競技の一面もあることを認識しなければなりません。

・投手はマウンドでは誰も助けてくれない。

・打者vs投手の1vs1が勝負の基本

・走者になったら、自分で判断する。

・打球が飛んできたら、該当者が処理する必要性

野球のプレーの始まりは、

バッターvsピッチャーです。

いくらチームプレーや戦術に自信があっても、塁に出なければ始まりません。

打力が弱ければ、攻撃は始まらないのです。

つまり野球のプレーの初動は、個人の能力

がものを言います。

個人の能力が高い、ダルビッシュ投手、山本由伸投手が投げれば、当然抑える確率は高くなります。

柳田選手が9人いる打線だったら、点が入る確率が高くなります。

野球というスポーツは、1対1の個人戦がプレーの初動で、

その勝負の後に、団体競技となっていくのです。

出塁できなければ、バントやエンドランなどのチームバッティングにもつながりません。

野手が飛んできたボールを処理できなければ、併殺やカットプレーにもつながりません。

ランナーとして出て、正しい走塁、盗塁ができなければ、サインプレーにもつながりません。

そう、チームプレー(団体競技)として成立させるには、

個人の技術(個人プレー)の上達が必要不可欠なのです。

個人競技を究めなけらば団体競技の段階につながらないとも言えます。

野球の初動は、バッターvsピッチャー。

個人の力がものをいいます。

個人プレーと団体プレーの両者を鍛えろ

なぜ、FAや外国人選手の補強をするのでしょうか??

野球は団体競技なんだから、すごい選手一人いても勝てないよね?

これは半分正解で、半分まちがいです。

簡単な話、地方予選一回戦負けのチームと高校日本代表の選手が戦ったなら、日本代表が勝ちますよね。

先述したとおり、野球の始まりは、個人プレーです。

打力の高い選手、足の速い選手、など、個人の能力が高い選手を集まれば、さまざまなフォーメーションやサインプレーができます。

サインプレーやフォーメーションの段階に行くには、個人の能力の高さが必要なのです。

しかし、ホームラン打者を集めても、勝てない時があります。

野球はどんなにすごい打者でも3割です。

そのため効率よく点を取るために、チームバッティングなどの団体プレーの練習をする必要があるのです。

弱小チームこそ団体プレーばかり練習する矛盾

アマチュア野球では特に、弱いチームこそチームプレーをする傾向にあります。(筆者の実体験

攻撃はまず、ランナーを出さなければ策はありません。

しかし、弱小チームはバントやエンドラン、チームバッティングの練習をします。

そうではなく、まずやるべきことは、個人の打力アップなのです。

高校野球でいうならば、140キロのストレート投げる投手でも弾き返せる打力をつけることが先決です。

チーム初期の段階や、弱いチームこそ個人能力を向上させる練習に取り組むべきなのです。

まとめ

・野球は団体競技の要素と個人競技の要素がある。

・個人プレーを極めた先に、団体プレーがある。

・両者を鍛えることが必要。

・弱いチームこそまずは個人能力を高めるべき。

それでは(@^^)/~~~

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