2022年 明治神宮大会が開催されました。
プロ野球が終わったあとでも、野球が観れるなんて幸せですよね。
野球を観れる日常に感謝&感謝です。
さて明治神宮大会で、ある問題が起きました。
それは、、
投球動作中での「声出し」問題です。
野球は元気よく声を出してするスポーツです。
カントクやコーチからもこんなことを言われたことがあるのではないでしょうか??
ベンチが静かだぞ!!声出せ!!!
うぇーい!バッター積極的に打っていこー!
ゲーム中ではよくあるシーンです。
では今回、なぜここまで問題となってしまったのでしょうか???
小学校から大学まで野球をつづけた主が解説していきます。
↓この記事はこんな人におすすめ↓
- クラーク国際のカントクは、なぜ怒ったのか知りたい人
- ゲーム中の声出しで、【注意をされたくないプレーヤー・カントク】
- 【ゲーム中、どこまでの声出しなら許されるのか】を知りたい人
今回の問題は投球動作中での声出し
今回のいちばんの問題は、、
ピッチャーが投球動作に入ってからの声出しです。
イメージしてみてください。
ピッチャーがセットポジションに入って、投球動作にはいるとき、、
逃げたーー!(走ったーーー!)
わああああああーーーー!
とおどろかすような声があったら、
ピッチャーはびっくりして、ボークをとられてしまうでしょう。
ボークはしなくても、フォームが狂い、コントロールを乱す可能性もあります。
しかし公認野球規則にも、大会規定にも、
「投球動作に入った時点での声出し禁止」は、
明確には定められてはいない。
という点がキーポイントです。
公認野球規則6・04「競技中のプレーヤーの禁止事項」の中には、
〈1〉言葉、サインを用いて観衆を騒ぎたたせるようにあおったり、あおろうとすること。
〈2〉どんな方法であろうとも、相手チームのプレーヤー、審判員または観衆に対して、悪口をいったりまたは暴言を吐くこと。
〈3〉ボールインプレイのときに“タイム”と叫ぶか、他の言葉または動作で明らかに投手にボークを行なわせようと企てること。
公認野球規則より引用
大阪桐蔭がなんと言ったかはわかりません。
クラーク国際のカントクは、〈2〉〈3〉についてマナー違反といいたいのです。
しかもあいては、高校野球のキング・大阪桐蔭。
みんなのお手本にならないといけない学校が
「こんなことをしてはいけないよ。」
というメッセージも込められているのです。
大阪桐蔭も悪意があったわけではない
しかし、大阪桐蔭も悪意があったわけではありません。
ゲーム中であれば、
- もりあげて、チームメイトを鼓舞する必要性
- 的確な指示を出して、プレーに備える必要性
があります。
あいてプレーヤーを揶揄する声、おどかすような声だったら、※マナー違反※です。
しかし味方を鼓舞する声掛けや、的確な指示だったら、仕方ない面があります。
主も当時のグラウンドにいたわけではないので、なんとも言えませんが、
大阪桐蔭がどんな声掛けをしたのか?
この点が賛否両論わかれる点になります。
ニュースを見る限り、揶揄する声出しではない
大阪桐蔭・西谷カントクのコメントでは、以下のように述べています。
「(佐々木監督が)怒っておられましたね。私の中では『逃げた!』(走者が盗塁を試みること)とか『GO!』とか、もちろん球種を言ったりはダメというイメージ(認識)だった。選手は声を出していただけ。今はまだ新チームで一生懸命、声を出していただけ。それもダメなのなら、僕の勉強不足です」
日刊スポーツより引用
このコメントから推察するに、
あいてをディスったり、おどろかす意図はないように読み取れます。
つまり、相手をさげすむような声出しではありません。
高校生はまだまだこども。
勝負ごとになるとアツくなって、我を忘れてしまうこともあります。
となると、教育者であるカントクも、注意の仕方を考えなくてはなりません。。
そのため、
カントクの指摘の仕方もマナー違反になる可能性があります。
カントクの指摘の仕方もマナー違反かもしれない
先ほどのコメントから、大阪桐蔭には悪意がないと仮定します。
イメージしてみてください。。。
大阪桐蔭のプレーヤーは、自分のチームを盛り上げるために声出しをしていました。
(相手をさげすむ声出しをしているわけではありません。)
そんなときに、相手チームのカントクからいきなり怒鳴られたら、、、、、
大阪桐蔭のプレーヤーもびっくりしてしまいますよね。
注意の仕方が紳士的ではなかったと思います。
確かに、クラーク国際のカントクのきもちもわかります。
(勝負ごとだと誰もがアツくなり、感情的になってしまいます。。)
クラーク国際のカントクがやるべきことは、以下のような注意ではないでしょうか。
- クラーク国際のプレーヤーに、注意する内容を伝える
- タイムをとる
- 審判さんに確認をとる
- 審判さんから大阪桐蔭に注意をしてもらう
そうすれば、相手チームのプレーヤーにも、審判さんにも、自分のチームのプレーヤーにも、
誰もが嫌なきもちにならず、注意喚起ができます。
だれもが発信できるようになった時代。
なにげないひとことでも、切り取り方が違うだけで、悪者にされてしまいます。
明治神宮大会に出場するくらいのチームには、
【普段の在り方】【応援されるチームづくり】が必要になってきますね。
オッケーな声出しとダメな声出し
今回のように、声出しが問題になってしまいました。
じゃあどんな声出しをすればいいんだよ!
もう声出しなんてできないじゃん!
と思った野球人もいるでしょう。
ではどんな「声出し」をすればいいのかみていきましょう!
オッケーな声出し
- チームを応援する声出し
- 的確な指示
声出しのポイントは、、
じぶんのチームに主体をおいて声出しすることです。
「砂の栄冠」というマンガにいい例があります。
↓「砂の栄冠」を試し読みするにはこちらから。(1巻を試し読みできます)↓
あいてチームを主体として、声出しをしてしまうと、スポーツマンシップに反する行為になってしまいます。
オッケーな声出しは、
あいてに敬意を払いながら、じぶんのチームを主体にすることです。
ダメな声出し
- 相手をディスる声出し ex)「ピッチャーストライク入らないよ!」
- 相手のミスを喜ぶ声出し ex)「エラーもらったよ!ラッキー!」
- 投球動作に入ってからの声出し
- あいておどろかす声出し
- 不必要にさわぐ声出し
今回の問題で声出しにもマナーが求められる風潮になってきます。
わたしの予想では、
「あいてのミスに対し、よろこぶ声出しもNGとなる」
という時代がくるでしょう。
わたしも野球をしていると、あいてのミスで盛り上がってしまうときがあります。
あなたもあるのではないでしょうか??
そんなときは、以下のように声出しを変えていきましょう。
エラーやフォアボールで先頭打者が出たばあい、、、
×「エラーもらったぞ!ラッキー!!」
〇「よくころがした!先頭出たのおおきいぞ!」
という風に、
あいてに主体をおくのではなく、じぶんのチームを主体に声出しをしましょう。
これだけで印象がすっごいよくなります。
大阪桐蔭VSクラーク国際 声出し問題まとめ
- 今回の問題点は【投球動作に入ってからの声出し】
- クラーク国際のカントクはこの点に注意喚起をした
- 大阪桐蔭のプレーヤーは、あいてをおどろかす意図はなかった
- クラーク国際のカントクの指摘方法に問題がある可能性
- 声出しはじぶんのチームに主体をおこう
誰もが発信できる時代になったことで、
なにげない発言が、物議をかもすようなりました。
試合に勝てば勝つほど、注目度が上がります。
強いチームほど、【応援されるチーム】【お手本になるチーム】を目指さなければなりません。
【応援されるチーム】になるには、どうすればいいか?どんな声出しをすればいいか?
を考えて野球をしていきたいものです。
今回の問題をじぶんのチームで話し合ってみましょう!
そうすることが【応援されるチーム】になるための第一歩です。
今回の記事が、あなたに役立てば幸いです。
それでは(@^^)/~~~
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