テンポの悪さとムエンゴの相関関係

野球を観戦する

野球をやっていると、

「ボール先行でフォアボールが多いからリズムが悪いんだ!」

「リズムが悪いから、エラーが生まれるんだ!」

「リズムが悪いから、打線の援護がないんだ!」

など、解説者や監督コーチから言われたことのある経験はないでしょうか?

筆者も野球をやっていた時に、よく言われました(笑)

しかし四球とリズム、リズムとエラー、リズムと打線の援護の相関関係は、

抽象的でわかりづらいですよね。

約15年間ほど野球を経験した筆者が、その答えに近しいものを見つけましたので、是非みてください。

ノーコン投手にエラーが付きまとう理由

ノーコン投手にエラーが付きまとう大きな要因は、、、、

野手の集中力です。

当たり前のようですが、非常に抽象的ですね(笑)

私自身、コントロールが悪い投手の後ろを守った経験から、

この答えに辿り着きました。

野球はベンチで動かない時間もありますが、1試合2時間から3時間かかります。

持久力や集中力を維持することが難しいスポーツです。

野手は、1球ごとに投手に合わせてシンクロをしています。

(※シンクロとは、投手の軸足が沈む際に、野手も構えを低くして打球に備えることです)

このシンクロが野手のエラーにつながるキーポイントです。

コントロールが悪い投手だと、、

1.野手がシンクロをする。

2.ボール先行であるため、打者は打たない(打球が来ない)

3.「シンクロしてもどうせ打球がこない」と野手は思い始める。

4.野手の集中力、注意力が散漫になる。

5.打球が来ても1歩目が遅れて難しいバウンドになる

6.エラー

という負の循環になってしまいます。

対してストライクが先行の投手だと、

1.野手がシンクロをする。

2.ストライク先行であるため、頻繁に打球が来る

3.野手は「常に打球がくる」と思う

4.野手は程よい緊張感が保たれる

5.シンクロに隙がないため、1歩目が早く、イージーバウンドで処理できる

6.好プレー

ボール先行とストライク先行では、上記のような違いがあるため、エラーにつながるのです。

ノーコン投手がムエンゴな理由

以下ムエンゴな理由です。

大前提として、野球は、

「攻撃時間を長く、守備時間を短く」

が基本です。

1.ボール先行であるため、一人の打者に対し球数が多くなる

2.四球が絡むため、常にランナーを背負う

3.ビッグイニングになりやすい

4.守備時間が長くなる

5.注意力、集中力が散漫になる

6.ボールの見極めが甘くなり、ミスショットも増える

7.得点が入らない

8.ムエンゴ

野球は「待ち時間」が長いスポーツです。

自分の打席が回るまで、時間が長くなるほど集中力が散漫になります。

コントロールが悪い投手は、守備時間が長くなることで、野手のパフォーマンスが落ちてしまいます。

対してストライク先行の投手だと

1.ストライク先行であるため、一人の打者に対し球数が少ない

2.四球が絡まないため、ビッグイニングにならない

3.常に打球が飛んでくるため、よい緊張感が保たれる

4.野手はゲームに参加している状態

5.守備時間が短い

6.野手も、万全な精神状態で打席に立てる

7.ミスショットが減り、ボールの見極めもよくなる

8.得点へ

ストライクが先行するため、相手打者は打たざるを得ません。

相手打者は、打ってくるため自然と守備機会が増えます。

野球は、どんなにすごいバッタ―でも打っても3割です。

連打で点を取られることはあっても、四球が絡まない分、最小失点で済みます。

この過程こそが、「リズム」「テンポ」の正体なのではないでしょうか?

例外

しかし上記の例に当てはまらない投手でも、ムエンゴな投手はいます。

(山本由伸投手や菅野投手などエース級の投手でもムエンゴな時期がありましたよね。)

1.エースの級投手は相手もエース級の投手であることが多い(ローテーションの関係上)

2.好投手が空いてだと四球も出さないし、甘い球もこない

3.野手は集中しても、点をとることが難しい

4.ここ一番で踏ん張れないと、勝てない

5.負けが先行してしまう

ほかにもこんな投手がムエンゴが多い印象です

  • 先頭打者を簡単に出塁させる
  • ツーアウトから四球
  • 試合のターニングポイントで簡単に打たれてしまう

コントロールがよく、四球が少ない投手でも、試合の流れが読めない投手はムエンゴが多いです。

ここ一番の場面で抑えることができないと、なかなか勝ち投手にはなれません。

まとめ

ノーコン投手がムエンゴやエラーが多い理由は、

野手の集中力が関係しています。

野球は、1試合2~3時間かかります。

コントロールが悪い投手は、球数がかさみ自然と試合時間が長くなってしまいます。

待ち時間が長くなると集中力が欠き、体力も奪われてしまいます。

夏場の炎天下ならなおさらです。

体力や集中力が下がった状態で、打席に立っても結果は目に見えるでしょう。

守っていても、エラーの確率が上がります。

こうしてムエンゴやエラーが生まれてしまうのです。

しかし、山本由伸投手や菅野投手などの好投手がムエンゴな理由はまだ解明しきれていません。

詳しい方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。

それでは(@^^)/~~~

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