自粛期間が長引いて、おうちで過ごす時間が圧倒的に増えましたよね。
YouTubeやネットフリックス、任天堂switch等で遊ぶのもそろそろ飽きてきた頃ではないでしょうか?
そこでおすすめしたいのは、FP3級の勉強です。
FPとはファイナンシャルプランナーの略称です。
「FP?なんか難しそう。」
「FPの資格を持っていても、転職や就職に役に立たない。勉強するだけ無駄!」
等々様々なネットでの噂も聞きます。
しかし、FPは教養として、人生を生きる上で切っても切れないお金の勉強として、非常におすすめです。
ではその理由を、みていきましょう!
FP協会概要
ファイナンシャルプランナーってどの団体が運営しているのでしょうか?
FP(ファイナンシャル・プランナー)の資格には、国家資格のファイナンシャル・プランニング技能検定3級~1級と、日本FP協会認定のAFP資格およびCFP資格があります。
試験は、「一般社団法人金融財政事情研究会(金財)」と「NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)」の2団体が実施しています。
「みんなが欲しかったFPの教科書 20-21年度版」より引用
ふむふむ。なるほどわからん(笑)
試験的なお話をすると、実技試験に違いがあります。
日本FP協会は、
- 資産設計提案業務
のみであるのに対して、
金財は、
- 個人資産相談業務
- 保険顧客資産相談業務
損保や生保、金融系で働いている人は金財を受け、
一般の方はFP協会の資産相談業務を受けることが多いです。
お金の知識を身に付けたい!という人ならば、
資格の価値としての優劣はありませんので、一般の方は日本FP協会の資産業務を受けることをおすすめします。(合格率も高いですし、問題の難易度も低めです)
試験時期
FPの試験時期は、、、
9月、1月、5月
と毎年3回のチャンスがあります。
世間の資格試験は、年1回とチャンスは少ないです。
しかし、FPの試験は仮に9月の試験に落ちても、次の試験までに、3か月ほど勉強の猶予があり、合格するチャンスがあります。
目標である試験がすぐ来るので、モチベーションが保ちやすいですね!
試験内容
FP3級の試験内容は以下の通りです。
学科試験
- 〇×式30問 三択問題30問 計60問
- 試験時間 120分
- 合格基準 60点満点中、36点以上 (金財、日本FP協会ともに同じ内容)
実技試験
金財 | 日本FP協会 | |
出題形式 | 事例形式5題 | マークシート形式 三択問題 20問 |
出題科目 | 個人資産相談業務・保険顧客資産相談業務 のうちから1つ選択 | 資産設計提案業務 |
試験時間 | 60分 | 60分 |
合格基準 | 50点満点で30点以上 | 100点満点で60点以上 |
「実技試験?? なんか難しそう。」
「実技だから、記述試験かと思った。」
という声がありそうですが、
学科試験と同じくマークシート形式ですので、取り掛かりやすそうですよね!
いずれの試験も6割以上の得点率で合格なので、なんだかいけそうな気もします。(笑)
気になる合格率は??
FP3級 日本FP協会 (学科試験)
2019年 9月 | 78.09% |
2019年 5月 | 69.07% |
2019年 1月 | 74.09% |
2018年 9月 | 78.63% |
2018年 5月 | 78.92% |
2018年 1月 | 80.33% |
平均 | 77% |
FP3級 日本FP協会 (実技試験)
2019年 9月 | 79.48% |
2019年 5月 | 86.42% |
2019年 1月 | 83.38% |
2018年 9月 | 86.50% |
2018年 5月 | 90.47% |
2018年 1月 | 89.07% |
平均 | 86% |
FP3級 金財
過去6ヶ月の平均
- 金財受験 (学科) 57%
- 個人資産業務 (実技) 58%
- 保険顧客資産相談業務 (実技) 40%
金財の試験の合格率は60%とやや低めです。
しかし、日本FP協会の試験はなんと驚異の7割越えと合格しやすい試験となっています。
この合格率なら、試験を受けないともったいないですよね!
新卒社会人におすすめな理由
FP3級が新卒社会人におすすめな理由は、
お金の基礎教養を身に付けられるからです。
残念ながら日本人のマネーリテラシーは低いです。
「資産は銀行の預貯金しかもっていない」
「確定申告ってなんだっけ?」
「会社に保険を勧められたから、とりあえず入っちゃた」
「そもそも日本の公的保険てなにがあるの?」
学校では、こういったことは教えてくれません。
厳しいことに、我々の国含め、世界は資本主義経済です。
お金について、知っている人が得をし、知らない人が損をする世界です。
お金について何も知らなければ、税金をたくさん支払い、無駄な保険に入り、いつまでたっても、経済的に豊かになりません。
FP3級の勉強をすると、以下の6つの知識が身につきます。
- ライフプランニングと資産計画(住宅ローンの仕組み、医療保険、介護保険、年金保険、労災保険、雇用保険等)
- 生命保険(生命保険の仕組み)
- 金融資産運用(債券や株式、金利とは、円安円高、インフレデフレとは?)
- タックスプランニング(給料から税金はどうとられているのか?税金を少なくする方法)
- 不動産
- 相続(親が亡くなったら、どのくらい資産が分配されるの?)
などなど、生きていく上で必用なお金の知識が身に尽きます。
正直学校の必修科目にしてほしかったぐらいです。(笑)
FP3級は確かに、就職や転職で役に立つ場面は少ないと思います。
しかしそれ以上に、マネーリテラシーを身に付けることで、より経済的自由のために必要な知識が身に尽きます。
自己投資の最初のステップとして受けてみてはどうでしょうか???
おすすめ勉強法
ではどうやって勉強すればいいの?
それは簡単です。
下記の2冊をやれば完璧です。
『みんなが欲しかった!FPの教科書』(TAC出版)
『みんなが欲しかった!FPの問題集』(TAC出版)
私は教科書を読んで、すぐ問題集を取り組むというサイクルを2周しました。
そこで過去問を解いたところ、合格点である6割をすでに超えました。
この本の良さは、
圧倒的見やすさです。
図解が多いため、気付いたら10ページ、20ページとすらすら進んでいきます。
肩に力を入れなくても、1周することは容易にできてしまいます。
筆者は、1か月で1周をこなせました。
教科書は400ページ、問題集は300ページです。
1日10ページを40日こなせば1周できる分量です。
つまり7月から始めれば約2周はできる計算になります。
問題集の巻末には、1回分の過去問もついています。
リンクも貼っておきますね。
筆者は、9月の試験を受ける予定ですので、結果報告をしたいと思います。
それでは(@^^)/~~~
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