なぜ大谷翔平選手はゴミ拾いをするのでしょうか?
「そもそもゴミ拾いって偽善者じゃね?」
誰もが一度は思ったことがあるでしょう。
そう思ったあなたは、まだまだ二流の考え方です。
自らゴミ拾いをする人は、もう一歩先の思考・マインドで行動しているのです。
その【一歩先のマインド】とは何か?
気になったあなた必見です。
- ゴミ拾いなんてただの偽善者だと思っている人
- 一度はポイ捨てをしたことがある人
- ゴミ拾いをしたことあるがその意味をわからなかった人
桑田真澄:ゴミ拾いは「運を拾っている」
桑田真澄さんの著書「心の野球」では以下のように語っています。
野球はやっぱり結果がすべての世界です。結果残さなきゃいけないんです。結果の残し方には、僕は二つあると思うんです。実力で結果を残す人と、時々ラッキーってありますよね。運があります。それで結果を残す人。その運が良かったという人というのは再現性がないんですよ。ところが実力は五〇~六〇%でも、あと足りない部分、この運やつき、これで埋めれば実力が一〇〇%の人に十分対抗できると僕は思ってるんです。
この運やつきがないとどうしようもないんです。
「心の野球」超効率的努力のススメより引用 心の野球―超効率的努力のススメ | 桑田 真澄 |本 | 通販 | Amazon
野球は勝負の世界。
しかしラッキーで結果を残せることもある。
ラッキーやツキを味方につけるために、裏の努力(ゴミ拾い)を実践していたと述べています。
先ほど言いましたように表と裏の努力に分けますと、表の努力はどういうことかといいますと、ランニングしたりピッチングしたり腹筋、背筋をしたり、そういうことなんです。その時から、今度はじゃあ裏の努力をやろうと。自分で位置付けて編み出したんです。この努力というのを。裏の努力をしても野球は絶対うまくならないんです。分かってるんです。十五歳でも分かってたんです。
「心の野球」超効率的努力のススメより引用 心の野球―超効率的努力のススメ | 桑田 真澄 |本 | 通販 | Amazon
ところが、この裏の努力はすごいパワーを持っている。今でも不思議なんですが、あの十五歳のときに気づかせていただいたことが今の自分につながっているんです。裏の努力、どういうことをしたかといいますと、トイレ掃除です。雑草取り、ゴミ拾い、あいさつと返事、玄関に寮ですから靴いっぱいあるわけです。乱れてたら、ぱっぱっぱっとそろえるだけです。たったそれだけです。
たしかにたしかに。
【運やツキ】を味方にするために、
だれもがやりたがらないゴミ拾いを行っていたのですね。
「うーん。わからん。その考えもちょっと宗教的じゃね?」
と思ったあなた。
もう少し理屈っぽく解説しますね。
目の前の違和感に対して気づけるようになること
ゴミ拾いで身につくスキルは、
【目の前の違和感に気づけるようになること】です。
想像してみてください。
あなたの目の前に空き缶が落ちている状況を。

誰もが、「あ!空き缶が落ちているな!」
と思うはずです。
あなたは、目の前にある空き缶に【違和感】を覚えたわけです。
【違和感】を言い換えると【異変】です。
ごみ
ゴミを気づけるようになる→【異変】に気づけるようになる。
という意味なのです。
そもそも空き缶に気づけなければ、あなたは空き缶を蹴り飛ばしていたかもしれません。
その空き缶にジュースが残っていたら、、

あなたはきっと濡れてしまっていたでしょう。
さらにさらにあなたが、そのゴミを拾えるようになると、
次歩く人が、濡れることなく済みます。
ごみを拾えるようになる→【異変】に対処できる。(危機に対し予防できる)
といった意味がこめられているのです。
【異変】にいち早く察知し、対処できる人間(プレーヤー)になる
こういった狙いがあり野球選手は、ゴミ拾いを意識的に習慣化しているのです。
ではこの空き缶の例を野球に例えてみましょう。
野球は【危機察知能力】が求められる

野球選手はよくこんなことを言います
- 「そのコースはなんだか打たれそうな気がする」
- 「なんかこっちに打球が飛んできそうな気がする」
こういった【感覚】や【違和感】は、不思議と当たってしまうものです。
野球をしていると、バッターの違和感、ピッチャーの違和感、ランナーの違和感、グラウンドの違和感に気づくことがあります。
違和感に気づけるようになると、、
- 「あれ?このバッターやけに変だな。。スクイズあるかも。。」
- 「このランナー少しリードが大きくなった。スチールあるかも。」
- 「このピッチャー、さっきとグローブの角度が違うな。変化球くるかも」
- 「あれグラウンドが思いのほか荒れているな。イレギュラーあるかも。」
といった【危機察知】であったり、【相手のクセ】に気づけるようになります。
一見、野球とゴミ拾いは全く関係のないコトに見えます。
しかし、ゴミ拾いは、【目のまえに対する違和感】に気づいて予防する。
といったトレーニングだったのです。
大谷翔平選手とゴミ拾いまとめ
- ゴミを発見する→違和感に気づけるプレーヤーになる
- ゴミを拾う事ができる→異変に対処・予防できるプレーヤーなる
こういった意味が隠されているのです。
人間は習慣化することで、能力が身に付きます。
普段から視野を広く、異変に気づけるようになれば、
試合のときに異変に気づけるようになるのです。
これは野球だけではありません。
社会人でも、目の前の違和感に気づける人材になれば、
仕事でトラブルを避けられるようになります。
そういった違和感に気づける人間と気づけない人間には、ビジネスマンとして大きな差になるでしょう。
ぜひ今日のことを意識して、ゴミを拾ってみてください。
それでは(@^^)/~~~
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